新田次郎 『富士山頂』

文学少女と言う時代を、少女を超えてからも過ごしたことがありませんが新田次郎の『富士山頂』を読みました。

面白くて、次の展開が気になり、一気に読んでしまいました。一瞬、文学○○(生まれ変わらない限り少女にはなれません)になれるかと思いました(*^^)v

 

主人公の葛城は著者、新田次郎自身のことで、実際に気象庁で富士山レーダーの建設に携わった経験を小説にしたようです。そこに描かれているのは富士山レーダー建設を必ず成し遂げる、という強い意志のもと近代化が進む時代の象徴的なリーダー像が仔細に描かれています。と同時に、限界状況における人間の精神の動きを追う中で「生きる」とは何か、を問うているような気がします。

 

実は、私がこの本を読んだのは自らが興味を持ったからではなく、人事コンサルの師匠でもある西村聡先生から与えられた課題図書でもあるからです(苦笑)。

 

日本人のアイデンティティが問われる昨今ですが、身体の中からそれが湧き出してくるような限界状況に身をおく経験そのものがないゆえ、感じられなくなっているのでしょうか。これは時々感じるところです。

 

くしくも、80歳の三浦雄一郎さんがエベレスト登山にチャレンジされ、順調に行程を進められていると、ニュースが伝えています。自ら限界状況に身を置くことが楽しくて仕方がないと言われる三浦さんが、無事に登頂されることをお祈りすると共に、自らにも問うてみようと思いました。

 

ちなみに。。。

『国家の品格』の藤原正彦さんは新田次郎さんの息子さんだそうです。確かに通ずるところを感じます。

 

 

※おまけ

三浦雄一郎さんが以前TVのインタビューに答えて言われていました。

「夢を持つこと、 挑戦することが最大のアンチエイジングだ」と。

アンチエイジング、気になるキーワードと結びついてしまいました。

 

 

 

 

 

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